专利摘要:
本発明は、排出要素(10)と、排出要素(10)を駆動する電気モータ(11)と、電気モータ(11)を制御するための制御ユニットとを有する、家具本体(2)に移動可能に取り付けられる家具部品(3)のための排出装置(6)であって、該排出要素または該可動家具部品(3)の瞬間挿入速度を定めるための速度測定ユニットも有し、該速度測定ユニットが、該排出要素(10)の速度依存動作のために該制御ユニットに作用的に関連付けられる排出装置(6)に関する。また、排出装置の排出レバー(10)を作動させるための方法、および、排出装置(6)を有する家具の一部分も記載される。
公开号:JP2011510718A
申请号:JP2010544666
申请日:2009-01-21
公开日:2011-04-07
发明作者:トーマス ベンケ,
申请人:ポール ヘティッヒ ゲーエムベーハー ウント ツェーオー. カーゲー;
IPC主号:A47B88-00
专利说明:

[0001] 本発明は、請求項1の前文に係る家具本体に移動可能に取り付けられる家具部品のための排出装置、請求項14の前文に係る排出装置を有する家具の一部分、および、請求項15の前文に係る排出装置の排出レバーを作動させるための方法に関する。]
背景技術

[0002] 前記のような排出装置はそれ自体が知られている。ここでは一例として、レバーを使用して可動家具部品を家具本体から少なくとも部分的に排出(エジェクト)できるように排出装置が家具本体に配置される国際公開第2006/113947A1号について言及する。レバーは電気モータによって駆動される。]
[0003] そのような排出装置の場合には、可動家具部品が排出レバーによって家具本体から排出される瞬間から、排出レバーが露出位置に配置され、また、レバーが逆の動きをする最中である移動可能に保持される家具部品の機械的な再閉塞時に、例えば可動家具部品が大きな力でこのレバーに押し付けられる場合には、極度の機械的破壊の危険がレバーおよび該レバーに接続されるギア部品に存在し、問題である。]
[0004] この問題を解決するため、この時点まで、レバーに作用するこの衝撃を正確に吸収して更なる構成要素への破損を防止するスリップクラッチがレバードライブに組み込まれてきた。]
[0005] そのような解決策は、前記スリップクラッチが一方で排出装置におけるコストを増大する付加的な構成要素に相当し、設置のために更なる時間を費やさなければならないという欠点を有する。]
発明が解決しようとする課題

[0006] したがって、本発明の目的は、前述した欠点を改善して、可動家具部品の作動中のレバーの破壊の危険を回避するための別の解決策を提供することである。]
課題を解決するための手段

[0007] この目的は、請求項1の特徴部分の特徴を有する家具本体に移動可能に取り付けられる家具部品のための排出装置、請求項14の特徴部分の特徴を有する家具の一部分、および、請求項15の特徴部分の特徴を有する方法によって達成される。]
[0008] 請求項1に係るこの解決策の利点は、スリップクラッチをなくすことができるという点である。]
[0009] 本発明の更なる有利な実施形態が従属請求項に特徴付けられる。]
[0010] 速度測定ユニットは、位置センサと、該位置センサに結合されるタイマとを有することが好ましい。タイマは、基本的には、ソフトウェアによって電気モータのコントローラに組み込むことができ、それにより、ここでは付加的な構成要素を省くことができる。]
[0011] 位置センサは、それが排出レバーの位置を検出するように家具本体に配置されるのが好ましい。したがって、排出レバーに対する可動家具部品の作用を検出できるとともに、結果として生じる措置を働かせることができる。]
[0012] 以下、添付図面に基づいて、典型的な実施形態を説明する。]
図面の簡単な説明

[0013] 本発明に係る排出装置を有する家具の一部分の斜視図を示している。
本発明に係る排出装置の簡略化された概略ブロック図を示している。
経時的なレバー速度を例示するためのグラフを示している。]
実施例

[0014] 以下の図の説明において、上、下、左、右、前、後などの用語は、排出装置、家具、および、他の物体の図において例として選択されるそれぞれの図解および位置に専ら関連する。これらの用語は限定的に理解されるべきではない。すなわち、これらの関係は、異なる動作位置で、または鏡面対称構造などに起因して変わる場合がある。]
[0015] 図1に示されるように、家具1の一部分は箱形の家具本体2を備え、該家具本体には1つ以上の引き出し3が移動可能に取り付けられる。このため、引き出し3には、家具本体2のそれぞれの側に固定されるエクステンションガイド4が側部に設けられる。] 図1
[0016] 他の実施形態(図示せず)では、可動家具部品が、引き出しではなく、家具本体2上で移動できる家具ドアとして実施される。]
[0017] 排出要素を有する本発明に係る排出装置6は、引き出し3の後壁5に隣接して設けられる。排出要素は、排出レバーまたは排出タペットとして実施されるのが好ましい。排出装置6は垂直ブラケット9に取り付けられ、電力供給のための電気ラインが垂直ブラケット上で案内される。]
[0018] 引き出し3の開放は、排出レバー10と電気モータ11を制御するための制御ユニットとを有する電動の排出装置6によってサポートされる。]
[0019] この排出装置6を用いて、家具本体2に移動可能に取り付けられる家具部品3は、通常の動作では家具本体の前側の作動部品の接触後に排出レバー10によって家具本体2から少なくとも部分的に排出され、その後、排出レバー10が電気モータによってその始動位置へゆっくり待避される。]
[0020] また、本発明によれば、排出装置は、可動家具部品3の瞬間滑り込み速度を間接的または直接的に定めるための速度測定ユニットを有する。この速度測定ユニットは位置センサ7およびタイマ15を有することが好ましく、タイマは位置センサに直接的に、または間接的に結合される。位置センサは、排出レバー10または可動家具部品3の位置を検出するように家具本体2に配置されるのが好ましい。他の実施形態(図示せず)では、位置センサは、排出レバー10または可動家具部品3の位置を検出するように排出装置6のハウジングに配置される。]
[0021] 位置センサは、非接触センサ、例えば赤外線センサ、超音波センサ、または、無線センサとして実施されるのが好ましい。排出レバー10の位置を検出するために位置センサが排出装置6のハウジングに配置される特に好ましい実施形態では、位置センサが容量センサとして実施されるのが好ましい。]
[0022] 速度測定ユニットにより、可動家具部品3の家具本体2内への突然の逆動作時に排出レバー10が適時に加速され、それにより、排出レバーに対して力を及ぼす家具部品による損傷に脅かされる前に待機位置に達するようにすることが可能である。]
[0023] 排出装置の排出レバーを作動させるための本発明に係る方法について図2に基づき説明する。] 図2
[0024] この図に示される状況は、排出装置6の排出要素10が、最初に待機位置から作動終端位置へ至らされて、可動家具部品3を家具本体2から排出してしまっており、現時点で作動終端位置から元の待機位置への戻り動作中にあることを前提としている。別の始動状況として、排出要素10が依然として作動終端位置への経路を辿っていることが考えられる。]
[0025] 排出レバー10は、その戻り速度が家具部品3の排出中の前進速度よりも十分に低くなるようにモータによって駆動される。このため、モータ速度は、それに対応してモータ制御回路により作動される。]
[0026] 排出レバーの待機位置への戻り中、排出レバー10によってカバーされる単位時間当たりの距離がセンサ7およびタイマ15によって検出される。そこから排出レバー10の現在の速度が速度計算ユニット17で確認される。確認された実際の速度は、その後、所定の最大戻り速度と比較される。可動家具部品が排出レバー10に衝突する場合には、それによって引き起こされる外部レバー加速度16が検出される。それによってもたらされる実際の速度が所定の最大速度よりも高い場合には、切り替え閾値が速度切り替えのための切り替え信号13を排出レバー速度の制御のためのシーケンス制御器14で引き起こす。切り替え信号によってモータが最大戻り速度で動作される。この措置によって、戻り方向の力作用は、速度を増大することによりレバーから退けられる。したがって、排出レバー10に対する衝突による機械的な衝撃荷重が弱められ、それにより、排出レバーの損傷が避けられる。]
[0027] 位置センサが可動家具部品の方へ向けられる別の実施形態では、戻っている家具部品が排出レバーと接触する前に、モータを最大戻り速度で動作させるための速度切り替え用の信号を既に送信してしまうことができる。]
[0028] レバー10の作動位置から元の待機位置への待避中における排出レバー速度の曲線がグラフにより図3に示されている。レバー10の速度vが時間tに対してプロットされている。aによって示される線は、排出レバーが最初に待機位置の方向に移動する通常の動作における排出レバー10の戻り速度を示している。通常の動作における排出レバー10の最大速度のための閾値がvsとして示されている。bによって特徴付けられる速度線の領域は時間帯を示しており、この時間帯の後、可動家具部品は、例外的な状況において高速で排出レバーに衝突し、したがって、排出レバー10の速度をかなり増大させ、そのため、排出レバー10は、通常の動作におけるレバー10の最大速度のための閾値を超えてしまっている。cによって特徴付けられる領域では、b中に引き起こされる電気モータの速度切り替えにより、排出レバー10が待機位置の方向に増速で移動する。最後に、dによって特徴付けられる速度線の領域は時間帯を示しており、この時間帯中に、排出レバー10は、その待機位置に達する直前に制動され、最終的に待機位置で停止するようになる。] 図3
[0029] 1家具
2 家具本体
3 引き出し
4エクステンションガイド
5後壁
6排出装置
7センサ
8 後壁
9ブラケット
10排出要素
11電気モータ
12モータコントローラ
13速度切り替え
14シーケンス制御器
15タイマ
16レバー加速度の検出
17速度計算
a 通常の動作における排出レバーの戻り速度
b外力作用による速度増大
c可動家具部品との衝突後の排出レバーの戻り速度
d待機位置に達する前の速度減少
vs 最大速度を検出するための閾値
t 時間
v 速度]
权利要求:

請求項1
排出要素(10)と、前記排出要素(10)を駆動する電気モータ(11)と、前記電気モータ(11)を制御するための制御ユニットとを有する、家具本体(2)に移動可能に取り付けられる家具部品(3)のための排出装置(6)であって、前記排出要素または前記可動家具部品(3)の瞬間滑り込み速度を定めるための速度測定ユニットを更に有し、前記速度測定ユニットが、前記排出要素(10)の速度依存動作のために前記制御ユニットに作用的に関連付けられていることを特徴とする排出装置。
請求項2
前記排出要素(10)がレバーとして実施されることを特徴とする請求項1に記載の排出装置。
請求項3
前記排出要素(10)がタペットとして実施されることを特徴とする請求項1に記載の排出装置。
請求項4
前記可動家具部品(3)が、前記家具本体(2)内で移動できる引き出し(3)として実施されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の排出装置。
請求項5
前記可動家具部品(3)が、前記家具本体(2)上で移動できる家具ドアとして実施されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の排出装置。
請求項6
前記速度測定ユニットが、位置センサ(7)と、前記位置センサに結合されるタイマ(15)とを有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の排出装置。
請求項7
前記位置センサ(7)が、前記可動家具部品(3)の位置を検出するように前記家具本体(2)に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の排出装置。
請求項8
前記位置センサ(7)が、前記可動家具部品(3)の位置を検出するように前記排出装置(6)のハウジングに配置されていることを特徴とする請求項6に記載の排出装置。
請求項9
前記位置センサ(7)が、前記排出要素(10)の位置を検出するように前記家具本体(2)に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の排出装置。
請求項10
前記位置センサ(7)が、前記排出要素(10)の位置を検出するように前記排出装置(6)のハウジングに配置されていることを特徴とする請求項6に記載の排出装置。
請求項11
前記位置センサ(7)が容量センサとして実施されることを特徴とする請求項10に記載の排出装置。
請求項12
前記位置センサ(7)が非接触センサとして実施されることを特徴とする請求項6〜10のいずれか一項に記載の排出装置。
請求項13
前記位置センサ(7)が赤外線センサ、超音波センサ、または、無線センサとして実施されることを特徴とする請求項12に記載の排出装置。
請求項14
家具本体(2)と、可動家具部品(3)、特に引き出し(3)とを有する、請求項1の前文に記載の排出装置(6)を有する家具の一部分であって、請求項1の特徴部分によって特徴付けられる家具の一部分。
請求項15
請求項1〜13のいずれか一項に記載の排出装置(6)の排出レバー(10)、前記排出要素(10)を駆動する電気モータ(11)、および、前記電気モータ(11)を制御する制御ユニットを作動させるための方法であって、前記排出要素(10)または前記可動家具部品(3)の瞬間速度を測定するステップと、戻り目標速度を超えたことを確認するステップと、前記排出要素(11)を高速で戻すステップと、を有することを特徴とする方法。
請求項16
前記排出要素(10)が作動終端位置から元の待機位置へ逆の動きをし、前記可動家具部品(3)が前記排出要素(10)と同じ方向に移動する瞬間に前記電気モータ(11)のコントローラに関与することを特徴とする請求項10に記載の方法。
請求項17
前記可動家具部品(3)が既に前記排出要素(10)と係合され、前記排出要素(10)の規定の戻り目標速度よりも高い速度で前記可動家具部品(3)が前記排出要素(10)を押す瞬間に前記電気モータ(11)のコントローラに関与することを特徴とする請求項10または11に記載の方法。
請求項18
前記可動家具部品(3)の瞬間速度の間接的な測定が前記排出要素(10)の瞬間速度の測定によって行なわれ、少なくとも測定中に前記排出要素(10)が前記可動家具部品(3)と接触することを特徴とする請求項10〜12のいずれか一項に記載の方法。
請求項19
前記排出要素(10)の速度を増大するために前記電気モータ(11)の速度が増大されることを特徴とする請求項10〜13のいずれか一項に記載の方法。
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2011-11-05| A621| Written request for application examination|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111104 |
2014-05-08| A02| Decision of refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140507 |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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